2021年11月10日

介護リフォームを行う際のポイント!しっかりと理解してから行うべき!


家族の中に介護を必要とする人がいるならば、介護リフォームを検討することになるでしょう。今回は介護リフォームを行う時のポイントについて詳しく解説していますので、ポイントを深く理解していただくとリフォームがやりやすくなるのではないでしょうか。

1. 介護リフォームを行う目的

1-1. 家庭内の事故を防ぐ

家庭内でなんらかの事故が起こると、ケガをするだけでなく、寝たきりに陥る可能性もゼロではありません。要介護者であれば、その危険性は増すでしょう。要介護者の家庭内の事故を防ぐために、介護リフォームは大事な要素です。

1-2. 要介護者の自立が促進される

家庭内の事故を防ぐために家族が付きっきりで介護を行うと、要介護者自身が自分でできることがどんどん少なくなります。自分でできることが少なくなると、生活の質の低下を招きます。

介護リフォームを行うことで要介護者が自力で行動することが増えていき、生活の質が改善する可能性が高くなります。

1-3. 家族の介護の負担が軽減される

介護リフォームを行わなければ、必要に応じて家族やホームヘルパーなどが付き添って介助する必要があります。家族が24時間365日介護をすると介護疲れを起こし、家族仲が悪くなることにもなりかねません。介護リフォームにより、要介護者自身ができることを増やしていくことで家族の負担が減ります

1-4. 【注意】それぞれの家庭に合った内容で介護リフォームをするのが大切

要介護者の状態や住宅の構造などによって介護リフォームの内容は違ってきますので、家庭によってどういうリフォームが必要になるのかをしっかりと洗い出してから、必要なものをピックアップする必要があります。

なお、介護リフォームを行う時は、介護される側のことばかりを考えてしまいますが、介護する側が介護しやすいようにすることも肝心です。どんな介護が必要になるのかを想像しながら、リフォームのことを考えていきましょう。

2. 介護リフォームを行うことが多い場所

介護リフォームを行う場所はさまざまありますが、ここでは介護リフォームのニーズが高い箇所を4つ紹介します。

2-1. 玄関

玄関の介護リフォームを行う際に多いのが、段差を解消するためにスロープを付けたり、靴の着脱を助けるために手すりを付けたりすることです。必ず通る玄関で、何に困るのかを理解したうえで介護リフォームを行うべきでしょう。

2-2. トイレ

トイレの介護リフォームにはいろいろな方法が考えられます。要介護者の状態に依存しますが、扉の変更や便器の入れ替えや手すりの設置などが候補として上がるでしょう。車いすや介助者が入るならば、スペース自体をもっと広げる必要が出てきます。

2-3. 浴室

浴室は要介護者が浴室に入る時に滑りやすいため、事故が起こりやすい場所です。足腰が弱いのであれば滑り止めの床材や段差を無くすようなリフォームになり、手すりの設置を行うことになるでしょう。場合によっては浴槽の変更をすることも検討してください。

2-4. 階段

介護の必要がある人が1階と2階を行き来することがあるならば、階段についてもなんらかの介護リフォームを行う必要が出てきます。階段の上り下りができるのであれば手すりを付けたり、滑り止めを設置することが良いでしょう。車いすの使用の場合には自動昇降機を付けることになるでしょう。

3. 介護リフォームをする前にケアマネージャーに相談する

要介護者に認定されている場合、担当となるケアマネージャーがいることがほとんどです。介護リフォームを検討している段階で担当のケアマネージャーに対して、どういうリフォームを行ったほうが良いのかを相談するのが望ましいでしょう。

介護リフォームを行う時にはそれなりに費用がかかりますが、介護保険制度や国・自治体の補助金制度をうまく活用することで費用を抑えられます。ケアマネージャーは補助金制度に熟知していますので、費用面で不安があるならば相談してみるといいでしょう。

4. まとめ

介護リフォームを行うならば、介護される側だけでなく介護する側のことも考慮し、どうリフォームを行えば良いかを考えることで、うまくいきやすくなります。介護リフォームを行うならば、一度ケアマネージャーに相談することで実効性の高いアドバイスがもらえるでしょう。

介護に関するリフォームをお考えの方は「株式会社オールクリエイト」にご依頼ください。福祉住環境コーディネーターが在籍し、ご相談は無料で行っております。いつでもお気軽にお問い合わせください。

 

介護リフォームで手すりを付ける際のポイントとは?わかりやすく解説


今回は介護リフォームで手すりを付けるポイントについて解説していますので、参考にしてみてください。

1. 住宅への手すり設置が進めば家の中での転倒事故は減らせる

住宅の中で高齢者が転倒する事故が頻発しています。内閣府でまとめた調査によると60歳以上の高齢者の中で、約10%の人が直近1年間において自宅で転倒したことがあると答えています。

転倒を防ぐために、バリアフリーにすることと共に手すりを設置することが挙げられます。少しでも導入が進めば、高齢者の自宅での転倒事故は防げる可能性が高くなります。

2. 手すりをつける理由と場所

2-1. 移動の際に壁に手をついているならば手すりを設置した方が良い

介護を受ける高齢者が廊下などを歩いている時に、手を壁につきながら移動しているのであれば、手すりを付けることを検討したほうがいいでしょう。

手すりを付ける時には、使用する人の高さに合わせるようにします。低すぎても高すぎてもいけませんので、しっかりと使いやすいように高さなどを合わせることが肝心です。

2-2. 高齢者が自立した生活を行うために手すりを設置する

手すりを取り付ける目的として、高齢者が自立した生活を手助けするためという場合もあるでしょう。手すりを付けることにより自力で歩くことが可能になるため、介助する家族の負担が減ることが考えられます。

2-3. 階段に手すりを付ける

介護を受ける高齢者が階段を歩く必要があるならば、階段に手すりを付けたほうがいいでしょう。

階段に手すりを付けるのであれば両側に付けるのが理想的ではありますが、両方に付けることができないならば、下りる際の利き腕側に付けるようにしてください。手すりは肘を軽く曲げた時の高さに設置するのが理想です。

2-4. 自分で排泄できるようにトイレに手すりを付ける

トイレで手すりを付けるならば、便器横に縦型やL字型のものを付けることになるでしょう。それに出入り口から便器までの動線上に横型の手すりを付けることもあります。

この時に横型の手すりは立ちあがって移動するために、縦型の手すりは上下の動きを支えるために使用します。手すりを取り付ける時には、トイレットペーパーやウォッシュレットの操作盤の邪魔にならないように気を付けましょう。

2-5. 転倒防止のために浴室に手すりを付ける

浴室の床は滑りやすいので、転倒する危険があります。浴槽に入る時も手すりがあったほうが安全に使用できます。浴槽に出入りするために横型の手すりを、上下運動を安定させるために縦型の手すりを準備するべきでしょう。

2-6. 玄関に手すりを付ける

玄関は段差がありますので、段差を埋めるためのスロープや手すりがあったほうがよいでしょう。靴の着脱をする際に立ったりしゃがんだりする時、自分の体を支えるためにも手すりがあったほうが望ましいといえます。

3. まとめ

要介護者の生活パターンを見極めながら、必要な箇所に対して手すりを付けることが肝要です。手すりを使いながら自力で歩ければ、介助を必要とせずに移動が可能になるでしょう。また手すりがあるからこそ億劫がらずに移動ができるというメリットも生まれます。

介護リフォームで手すりを設置する目的は転倒防止だけでなく、自立した生活を送るためでもあります。設置する場所で多いのが廊下・階段・トイレ・浴室・玄関になりますが、介護を受ける高齢者にとって必要なところに設置するのが望ましいことです。

介護リフォームで手すりを設置するならば、「株式会社オールクリエイト」までご連絡ください。福祉住環境コーディネーターが在籍し、ご相談は無料で行っております。いつでもお気軽にお問い合わせください。